6月4日は「むし歯予防デー」。この日は、お子さまも大人も「歯を守るためにできること」に意識を向ける良いきっかけです。
上尾ホワイト歯科は、北上尾駅から徒歩約10分、現在も青果市場として活用されている“上尾市場”の施設の一画にあります。
市場の活気ある雰囲気に包まれながら、私たちは「地域の健康を支える予防歯科の拠点」として日々取り組んでいます。今回は、むし歯の本質的な原因と、それを防ぐためのシンプルな考え方「カイスの輪」をご紹介します。
むし歯はなぜできるの? ~カイスの輪とは~
むし歯は、ただ甘いものを食べただけでできるわけではありません。
「カイスの輪(Keyesの輪)」という考え方によると、むし歯ができるには以下の4つの条件が必要です:
- 細菌(むし歯菌)
ミュータンス菌など、歯の表面に住み着いて酸を出す菌。 - 糖分(砂糖・炭水化物)
お菓子やジュース、パンなど、普段の食事の中に含まれます。 - 歯の質(歯の強さやだ液の力)
乳歯や生えたての永久歯はとくにやわらかく、酸に弱い傾向があります。 - 時間(酸にさらされる時間)
ダラダラ食べ・夜の飲食などが、むし歯のリスクを高めます。
この4つが重なったとき、歯の表面が溶けてむし歯が進行します。
逆に言えば、どれか1つでも断ち切れば、むし歯は予防できるのです。
だ液検査で「むし歯リスク」を“見える化”
当院では、むし歯や歯周病のリスクをより正確に把握するため、だ液検査(サリバテスト)を取り入れています。だ液の性質(pH、緩衝能)、むし歯菌の量、清掃状態などを調べることで、カイスの輪のどこにリスクがあるかを科学的に分析することができます。
検査結果は、患者さんごとにグラフでお渡しし、
生活習慣の改善ポイントや予防方法を一緒に考える材料として活用しています。
個室診療とチーム体制で支える「むし歯予防」
上尾ホワイト歯科では、5人の熱心な歯科衛生士がチームで患者さんを支えています。
予防プログラムでは、ただ「みがきましょう」と伝えるだけではなく、
- 仕上げみがきのコツ
- お子さまやご家族の生活習慣に合わせた指導
- リスクに応じたフッ素やケア方法の提案
など、患者さん自身が“やってみよう”と思える関わり方を大切にしています。
また、全室個室の診療体制の中で、まわりを気にせず相談できる環境を整えています。
プライバシーを守りながら、安心して通えることが、患者さんのモチベーションアップにもつながっています。
見えないところにこそ「感染対策の本気」を
当院では、開院当初より高度な感染対策に力を入れています。
診療室にはビルトイン型の空気清浄システムを導入し、空気中のウイルスや微粒子に配慮したクリーンな環境を保っています。
器具の滅菌や使い捨て対応など、基本的な衛生管理はもちろんのこと、
“患者さんにとって見えにくい部分こそ、最も大切にする”という方針のもと、常に改善と徹底を重ねています。
予防は、「治す医療」から「守る医療」へ
歯は、一度削ってしまうと二度と元には戻りません。
だからこそ、むし歯にならないようにすることが一番の治療なのです。
カイスの輪のどこを断ち切るかは人それぞれ。
糖の摂取かもしれませんし、時間の管理やブラッシングかもしれません。
当院では、だ液検査をはじめ、リスク評価と生活スタイルに基づいた“カスタム予防プログラム”をご提案しています。
「むし歯にならない歯科医院」へ
6月4日のむし歯予防デーをきっかけに、ご自身やご家族の歯の健康を見直してみませんか?地元・上尾市場のように、“新鮮で健やか”な状態を歯にも保てるよう、
上尾ホワイト歯科は地域の予防拠点として、これからも全力でサポートしてまいります。
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